虫歯

このような症状
ございませんか?

このような症状ございませんか?

虫歯治療とは

虫歯治療とは

虫歯とは、口の中にある細菌(虫歯菌)によって歯を溶かしてしまい、穴をあけてしまう疾患を指します。細菌は、飲食物の中の糖分を摂取・分解し、酸を出します。その酸によって歯のエナメル質や象牙質などが溶け、進行すると歯に穴があいた状態になります。
その部分に詰め物(インレー)をしたり、神経を取り除いて被せ物(クラウン)をしたりといった治療を行います。重度の虫歯になると抜歯に至ることもあり、その場合は義歯や入れ歯の製作を検討することになります。詰め物・被せ物・義歯などは「補綴」と呼ばれていますが、一般的に、保険診療では補綴に金属やプラスチックを用いられており、虫歯の大きさによって費用が異なりますが、小さな虫歯をプラスチックで修復する場合の費用は2,200円(税込)程となります。
しかし、見た目をよくするためには自由診療(自費)も選択肢となり、「セラミック(陶材)」などを用いた治療を行うこともできます。こちらは保険が利かないため、費用は高額になります。

虫歯の治療方法・進行度

軽度

軽度

歯の表面が少し溶けている程度で痛みもほとんどない場合では、表面を削って詰め物をします。

中度

中度

痛みがあり、明らかに穴ができている場合は、削って被せ物をつくる場合があります。

重度

重度

かなり進行し痛みも強い場合には、根管治療(歯の根の治療)や抜歯を検討します。「歯髄」と呼ばれる神経の部分まで虫歯が広がっていたら、まずは神経を取り除き、再発防止のための洗浄や薬剤を詰めるなどの処置を行い、被せ物をします。
それ以上の重篤な状態と診断される場合は、抜歯に至ることがあり義歯やインプラントをご提案することもあります。

当クリニックの虫歯治療の特徴

当クリニックの虫歯治療の特徴

当クリニックは、できるだけ「削らない」「痛みが少ない」という虫歯治療をモットーにしています。
治療に際しては『拡大鏡』を用い、歯科医師が細部まで確認しながら治療を進めるため、患部に対する細かな処置ができ、削る量も最小限にとどめることが可能となっています。
また、「拡大鏡を使わない場合に隣の歯まで削ってしまうケースがほとんど」という報告もあるため、当クリニックでは視野を拡大して、隣の歯や歯茎に傷が付くことも徹底して防いでいます。
お子様はもちろん、大人の患者様に対しても、治療中の反応を注意深くうかがいながら、「痛い」「怖い」といった不安に対してしっかり配慮します。
根管治療や抜歯などには麻酔を使いますので、ご安心ください。

歯周病

歯周病とは

歯周病とは

歯周病は、歯の表面・歯と歯茎の境目・歯と歯の間などに付着しているプラーク(歯垢)に潜む「歯周病菌」という細菌の感染によって引き起こされます。歯肉や歯を支えている歯槽骨などが溶けていくという炎症性の疾患で、「日本人が歯を失う最大の原因」といわれています。進行すると治療が困難になり、歯を失ってしまうことにも繋がるのです。また、糖尿病の悪化など全身に悪影響を及ぼすこともわかっています。

歯周病の症状について

初めは赤みが出たり腫れたりしますが、ほとんど痛みがないためつい放置してしまい、気付かないうちに進行しきます。やがて、膿が溜まったり歯がぐらついてきたりし、さらに進むと、抜歯を余儀なくされたり、自然に抜け落ちたりしてしまいます。
歯周病菌は口内だけに留まらず、全身に悪影響を及ぼすことが近年の研究によってわかってきました。特に糖尿病との関連が指摘されており、「かかりやすくなる」「悪化する」といった報告もあります。
ほかにも、脳梗塞などの脳血管疾患、心筋梗塞などの心臓疾患、早産・低体重児出産、認知症などとの関係も明らかになっています。

歯周病治療について

歯周病の進行の程度にかかわらず、初めに「歯周基本治療」を行います。基本治療とは、原因となっている歯垢の除去・歯石(歯垢が固まって石灰化している部分)の除去や、噛み合わせの調整などです。歯垢の除去を「プラークコントロール」といい、ご自宅でのセルフケアも大切です。並行して、歯科では専用の器具などを用いて行います。
基本治療により歯周の組織が改善されると、引き続き定期検診(メンテナンス)に移行します。

歯周病の予防について

歯周病の予防について

歯周病は、一度発症すると元の状態に戻すことは難しい疾患です。日常的に予防したり、発症しても早期に処置したりして、重症化しないよう進行をコントロールすることが重要です。
歯周病菌は、歯や歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないことで停滞・繁殖します。まずは「毎日しっかりと正しい方法で歯磨き(ブラッシング)をする」「歯科で定期的にチェックを受ける」など、口内の健康維持を意識することが必要です。

予防治療

予防治療とは

予防治療とは

健康な口内環境を維持したり、虫歯や歯周病の症状が軽いうちに治療を開始したりするには、ご自身で行う正しい歯磨きや、歯科でのチェック・清掃が重要です。
ご自宅での取り組みを「セルフケア」、歯科で行う検査や清掃を「プロケア(プロフェッショナルケア)」といい、これらは合わせて「予防治療」と呼ばれています。

予防治療の重要性

基本的に、「症状が出てから治療する」よりも「病気になる前に予防する」ということは、歯の寿命を延ばすことにも繋がります。さらに、歯周病は口腔内に留まらずほかの臓器・器官などに悪影響を与えることがあるため、全身の健康を改善・維持することにも直結するのです。
患者様ご本人が日常的に口内のケアを意識することが非常に大切であり、歯科もそれをしっかりサポートしていきます。

当クリニックの
予防治療について

当クリニックの予防治療について

当クリニックでは、口内のチェックや歯垢の除去といったプロケアと、セルフケアに対するアドバイスを行っています。プロケアでは、器機を用いる「スケーリング」という清掃や、歯の質を強くするフッ素塗布など、お一人おひとりの年齢やお口の状態に合わせた予防ケアをご提供しています。定期検診の間隔なども、その方に合わせてお話しさせていただきます。
セルフケアについては、ご自身に合った歯ブラシの選択ができているか、正しい磨き方ができているかなどを確認しながら、適切なアドバイスを行います。